W112リムジーネ=ハネベンの300SE

1961〜1965



 ハネベンW111系に、旧300系のエンジンとエアサスペンションを搭載したのがW112シリーズ。
外装はメッキパーツが増え、内装もW111より豪華になっている。
63年にはリアドア部分を10センチストレッチしたロングボディー「Lang」が登場。
これが次のW108、109では「SEL」と表記されるようになる。
搭載されたM189エンジンは、途中で燃料噴射ポンプが6プランジャータイプになり出力がアップした。

MODEL

Model 生産期間 エンジン 出力 Chassis 重量 生産台数
300SE 4/1961-63
1964-7/1965

M189.984
M189.986
ガソリン6気筒
160ps
170ps
W112.014 1460kg 5,202
300SE/lang 4/1961-63
1964-7/1965

M189.984
M189.986
ガソリン6気筒
160ps
170ps
W112.015 1510kg 1,564



W112.014 300SEの標準ボディー ダイムラーベンツの公式画像
サイドモール、フェンダートリム、ドア下プレートのメッキパーツが太いのが、
220Sb・SEbとの外観上の違い。
リアピラーのエアアウトレットにも「300」のエンブレムが付く。
タイヤもsbの7.25−13より少し太くて7.50−13


こちらは、「L」モデルのご先祖様、とても貴重な、
W112. 015 300SE「Lang」のサイドショット
リアドアが10センチ長く、リアピラーのエアアウトレットに飾りがなく1枚板で覆われている。
ドアサッシュはすべてクロームメッキになり塗装部分が無い。
このあたりが標準ボディーとの外観上の違い。
ホイールとキャップはW108初期の14インチ。ミラーの位置もノンオリジナル。


正面では300SEと220Sb・SEb・230Sと区別できない。


300SEのエンブレムが上部も枠で囲まれていることに注意。
最初期型は、マフラーがフロントパイプ後部から1本になっている。その後のモデルはフルデュアル。
Cピラーのエア・アウトレットの様子がよくわかる。


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